中学生で習う数学は、中学1年生の一学期の勉強が分からないと、二学期は分からない。中学1年生の勉強が分からないと中学2年生の勉強が分からない・・・・ というように単元と単元には関連性があります。 ですから数学が苦手な生徒の場合、現在勉強をしている単元を一生懸命に頑張っても、成果が出ないことの方が多いのです。 生徒一人一人分からない所が違うので、それを発見しなければなりません。 神原学習塾では少人数個別指導のもと、分からなくなった単元を明確にし克服していきます。
中学の数学はある意味 『暗記科目』 です。 数学の試験時間はほとんど50分間ですが、そこで何問出題されるかというと、大きな問題が5題〜8題ぐらいで、その1題につき枝問が3題から5題ぐらいついている場合があり、出題数が大変多いのです。 問題を読んだ瞬間に答えの導き方が頭に浮かばなければ、とうてい時間が足りません。 ですから解き方を覚えていなくてはいけないという点で 『暗記科目』 なのです。 もちろん、いくつかの公式を組み合わせて、じっくりと考えることも大事であり、大学入試の数学の場合は、この考える過程を重要視しています。

授業では、速くて正確な計算力をつけることが第一の目標とし、そしてその計算力を基にして文章題では絵や表や図を書いて解決の糸口を見つけられるような力を養います。 また図形では一つの方向だけではなく、様々な角度から問題を見ることができるような柔軟な発想を身につける学習を行います。 さらに、問題を解くことに必要な 「説明する」 「証明する」 といった数学的論証ができるようになることを目指し、高校に入っても通じる幅広い着眼力、思考力の強化という点を重視し、真の意味での実力をつけていきます。  学年別ポイントは以下のとおりです。




 ■1年生

小学校で学んできた算数という科目が、中学では数学という新しい名称の科目に変わります。 このことは、単に名称が変わるだけでなく、数の世界が大きく広がっていくことを意味しています。その顕著な例が、「負の数」 という概念が入ってくることです。 座標平面を考えれば、このことは大きな意味を持ちます。 算数では第1象限しか出てきませんでしたが、第4象限まで考えなければなりません。 負の数という新しい概念をいかに理解させるかが、今後の数学の学習に大きく影響してきます。
このように、数学は新しい概念が次々と増えていくので、まずそれらをきちんと理解していくことを指導します。 

学習内容のポイントは二つです。 1つは 『座標平面の理解』 です。 この分野をきちんと理解するためには、正負の数、文字式、一次方程式、比例、反比例などの理解が必要です。 もう1つは 『図形』です。平面図形の作図、空間図形の表面積や体積を求めることができるようにしていきます。

■2年生
数学が出来る子になるか、出来ない子になるかの正念場の学年です。1年生で学んだ新しい概念を元に、連立方程式、一次関数、平行線と相似、多角形・円の性質(角度など)を勉強していきます。 どれも入試にも頻出する事項です。 従って、 公式や解法の暗記が重要になりますが、 まずはこれを理解し自分のものにするために、授業では生徒がまず試行錯誤しながら、自分の手で図を描いたり、計算してみることから解法を探しだしていきます。 時間はかかりますが、本当に自分で理解して得た解法は、その後に、飛躍的な効果を発揮するようになります。

■3年生
中3の数学のカギは『二次式の概念』です。 式の展開や因数分解、平方根も二次式の概念は欠かせませんし、関数分野においては二次関数へ、図形分野においては三平方の定理へとつながっていくのです。 授業では手を動かすことを指導します。あるテーマにおいて少しずつ難しくなっていく問題をたくさん解く、図を描いてみる、表やグラフを描いてみる。それらを眺め、考えてみる、何かに気付いたら計算し、そしてまた考える。 場合によっては図を描き直してみることも必要かもしれません。 そうしたさまざまな試行錯誤から生まれる答えが、次の大きなステップになっていきます。 入学試験の問題には「こんなテーマで出題していますからこういう方法で解いてください」ということは書いてありません。 いろいろな分野の問題がランダムに並んでいるのが普通です。 自分で糸口を見つけ、解法を組み立て、きっちりと解いていかなければなりません。長年のノウハウによりその力を養成していきます。